合成多結晶ダイヤモンド(PCD)は、高温高圧下で微細ダイヤモンド粉末を溶媒と重合させることで得られる多体材料です。その硬度は天然ダイヤモンド(約HV6000)よりも低く、超硬合金工具と比較して、PCD工具の硬度は天然ダイヤモンドの3~4倍高く、耐摩耗性と寿命は50~100倍向上します。切削速度は5~20倍向上します。粗さはRa0.05μmに達しますが、輝度は天然ダイヤモンドナイフに劣ります。
使用上の注意:
1. ダイヤモンド工具は脆く、非常に鋭利であるため、衝撃を受けると欠けやすい傾向があります。そのため、可能な限りバランスの取れた振動のない作業条件下で使用してください。同時に、ワークと工具の剛性、そしてシステム全体の剛性を可能な限り向上させる必要があります。振動減衰能力を高めてください。切削量は0.05MM以下を超えることをお勧めします。
2. 切削速度を高くすると切削抵抗が低減しますが、低速切削では切削抵抗が増大し、工具の欠損が促進されます。したがって、ダイヤモンド工具を用いた加工では、切削速度を低くしすぎないことが重要です。
3. ダイヤモンド工具をワークピースやその他の硬い物体に静止状態で接触させないようにし、工具の刃先を損傷しないようにします。また、切削中に工具がワークピースから離れない場合は、機械を停止しないでください。/4. ダイヤモンドナイフの刃は損傷しやすいため、刃を使わないときはゴム製またはプラスチック製のキャップで保護し、別のナイフケースに入れて保管してください。使用する前に、刃の部分をアルコールできれいに拭いてください。
5. ダイヤモンド工具の検出には、光学機器などの非接触測定方法を採用する必要があります。検査および設置時には、光学機器を使用して設置角度を可能な限り正確に検出します。試験時には、工具と試験装置の間に銅製のガスケットまたはプラスチック製の製品を使用することで、刃先が衝撃によって損傷し、切削工具の使用時間が長くなるのを防ぎます。
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投稿日時: 2021年12月23日

